「パチスロサミット」の概要発表 日電協と回胴遊商 今年は11月開催

 8月4日を「パチスロの日」と制定して、日本電動式遊技機工業協同組合(日電協、理事長・佐野慎一氏)と回胴式遊技機商業協同組合(回胴遊商、理事長・大饗裕記氏)が主催し、日本遊技機工業組合(日工組、理事長・筒井公久氏)協力の下2011年を除き毎年開催されているパチスロサミット。パチスロおよび“8月4日はパチスロの日”の認知向上、パチスロファンへの感謝を目的に実施され、今年で8回目を迎える。その開催概要が7月23日、日電協の記者会見で明らかにされた。

 例年、8月上旬に開かれてきた同サミットだが、今年は東京都新宿区のベルサール高田馬場で11月の16、17日にわたり開催(16日は業界関係者向け、17日は一般ファン向け)。コンテンツの目玉は“6.0号機時代の幕開け”と位置付けたパチスロ新規則機の合同試打会だが、他にもファン向けイベントや依存問題啓発パネル展などが予定されている。なお、実施詳細は後日、判明次第発表される。

 ただ、一般財団法人保安通信協会(理事長・有馬康之氏)が8月1日付で発表した7月の遊技機型式試験状況によると、パチスロ新規則機はわずか4型式が適合したのみ。新たな基準での検査に時間がかかっているのかもしれないが、パチスロ新規則機の申請が始まった4月以降、トータルでの適合状況を見ても芳しくない。

 メーカー各社は精力的に新規則機の開発を進め、市場投入に向けて努力を続けていると聞くなか、遊技への依存防止に資する取り組みの一つとして2月に施行された改正規則にのっとったパチスロ機の速やかな流通が願われてならない。(ニュース提供・LOGOS×娯楽産業)