長崎県佐世保市のテーマパーク「ハウステンボス」は27日、無人島内を歩き回りながら恐竜を倒すシューティングゲームが楽しめる新施設を報道陣に公開した。来月1日に開業予定で、実際の風景に架空物体を重ねる拡張現実(AR)による全国でも珍しい体験を売りに集客増を狙う。
施設の名称は「ジュラシックアイランド」で、大村湾に浮かぶ長崎県西海市の無人島を開発した。利用客はハウステンボスから船で片道約40分かけて移動。木がうっそうと生い茂る島内を45~50分程度歩きながら、遊戯銃のスコープ部分に取り付けたディスプレー画面で恐竜を見つけ、撃ち倒していく。ハウステンボスの入場券を持つ小学生以上が対象で往復乗船料を含め1人2100円。
当初は4月下旬の開業を目指していたが、地元漁協との調整が遅れた。ハウステンボスは、海に浮かぶ球体型ホテルを夏以降開業する計画。このホテルは滞在客がチェックインした後、夜間に船がえい航して島まで移動する。滞在客も希望すればこの施設を利用できるという。