時短や副業許可で企業成長導く ダイナム、セガサミー、進む働き方改革

 ダイナム(東京都荒川区)は4月から短時間勤務制度を拡大し、子育て中・家族の介護中・妊娠中・傷病を抱える正社員の働きやすさを後押しするため、使いやすく柔軟な短時間勤務が可能となるよう制度を改定した。

 同社では、育児休業の制度浸透により、妊娠・出産・育児を理由に離職することなく働く正社員が増加。育児休業の期間は既に法定以上の、子が3歳に達するまで(最大3年)となっているが、さらに短時間勤務制度の導入により正社員にとっての選択肢を広げた。また、制度利用期間の勤務時間については6時間となり、子育て中の正社員のみならず、家族を介護中の正社員、妊娠中の正社員、傷病を抱える正社員にも同様の勤務時間が適応される。

 いずれの事由においても利用回数に制限はなく、一時的に短時間の勤務が可能となる。なお利用期間は、子育て中の正社員が小学校3年生終期まで、家族を介護中の正社員が利用開始日から3年間、妊娠中の正社員が出産まで、傷病を抱える正社員が1年まで。

 一方、セガサミー(東京都港区)は、従業員の多様な働き方の推進や個人の能力向上を目的に4月から新たに副業制度「JOB+」(ジョブプラス)を導入。従業員個人の能力向上や自己実現によって、グループ企業価値の向上や新たなイノベーションの創出を目指す。

 同制度は、勤続3年以上の正社員に適用し、希望者が会社の許可を得た上で、業務時間外および休日に副業を認める。一部のグループ企業において4月から導入を開始し、今後グループ全体での適用も検討していく。(ニュース提供・LOGOS×娯楽産業)