東京ディズニーリゾート(TDR、千葉県浦安市)が15日に開園35周年を迎えるのを前に10日、記念のパレードなどを報道陣に公開した。TDRを運営するオリエンタルランドにとって節目の「周年イベント」は集客増が見込める絶好の機会だが、数年前に入場者の増加が顧客満足度の低下につながったこともあり、混雑の緩和策に頭を悩ませている。
15日から始まる開園35周年の記念イベント「Happiest Celebration!」の一番の目玉は、5年ぶりに一新された東京ディズニーランド(TDL)の昼のパレード「ドリーミング・アップ!」だ。この日も浮遊感と重厚感を強調したフロートに乗ったミッキーマウスなどのキャラクターが手を振ると、パレードの沿道の入場者もさかんに手を振り返していた。
このほか、TDLでは1983年の開園時からのアトラクション「イッツ・ア・スモールワールド」がリニューアルされ、「小さな世界」を合唱する人形にディズニーキャラクターが加入。東京ディズニーシー(TDS)でも新しい船上ショー「ハピエストセレブレーション・オン・ザ・シー」が人気を集めそうだ。