中国の電子商取引(EC)最大手、アリババグループ傘下のゲーム会社は2日、中国で人気が高いスマートフォンのゲーム「旅かえる」に関し、日本企業から中国語版を運営する権利を得たと発表した。
ゲームはヒットポイント(名古屋市)が開発した。小さな緑色のカエルの世話をする内容で、カエルは自由気ままに日本全国を放浪し、ユーザーに旅先から写真などを送る。かわいらしいカエルの姿が中国の若者らの心をつかみ、爆発的に普及し、中国語の海賊版が出回っていた。
同社によると、2017年11月の発売以来、ダウンロード数は約3700万に上り、うち9割以上が中国のユーザーという。
アリババ側が運営する中国語版ではカエルが中国各地を回る。また、アリババ傘下の各社が中国大陸でゲームに関連した商品の販売などを行うという。(共同)