海賊版サイトの被害は年々深刻化。調査会社「ビデオリサーチインタラクティブ」によると、今年1月に問題のサイトにアクセスした人は推定約30万人に上る。日本漫画家協会(ちばてつや理事長)も「このままの状態が続けば、日本の漫画などの文化が滅びてしまう」とする異例の声明を2月に発表するなど、海賊版に対する危機意識が高まっている。
トレンドマイクロの高橋昌也シニアスペシャリストは、別の海賊版サイトの場合、フィッシングサイトや詐欺サイトに誘導されるケースもあるとして「海賊版の使用には、リスクが伴うことを考えてほしい」と話している。(本間英士)