携帯子会社の上場検討 ソフトバンク2兆円調達案 東証1部、年内にも

米携帯電話による事業再編などについて説明するソフトバンクグループの孫正義社長=7日、東京都中央区(高橋寛次撮影)
米携帯電話による事業再編などについて説明するソフトバンクグループの孫正義社長=7日、東京都中央区(高橋寛次撮影)【拡大】

 ソフトバンクグループは15日、子会社の携帯電話会社ソフトバンクの株式上場を検討していることを明らかにした。東京証券取引所第1部に年内にも上場し、2兆円程度の資金を調達する案などを念頭に今後調整する。

 調達資金を新たな投資に振り向けたり、負債の返済に充てたりすることを幅広く検討している。ソフトバンクグループは上場後もソフトバンク株の7割程度を保有する見通し。ロンドンなどの海外市場に同時上場する可能性もある。

 ソフトバンクはソフトバンクグループの中核企業で、国内の携帯電話事業を手掛ける。持ち株会社であるソフトバンクグループはソフトバンクの上場により、投資会社としての役割を明確にする。