大阪府遊技業組合連合会青年部会(大遊連青年部会、部会長・野口賀蔵氏)は2017年12月23日、大阪府門真市の東和薬品RACTAB(ラクタブ)ドームで第31回「未来っ子カーニバル」を開催した。
この催しは、1987年にスタートした大遊連青年部会が主催する地域密着型社会貢献活動の一つ。“笑顔に会いたくて”を合言葉に、クリスマスを家族とともに過ごせない大阪府下の児童養護施設・交通災害遺族会の子供たちを招待し、クリスマスの一日を楽しんでもらおうとの趣旨で実施している。
2004年には、その事業の社会性、公益性、奉仕性が認められて大阪府の後援事業に認定。06年には企画の斬新さ、実施効果、話題の大きさ、継続性などが評価され、全日本社会貢献団体機構の「第1回社会貢献大賞」を受賞した。31回目となる今回のテーマは「将来の自分を描こう、未来っ子チャレンジスクエア」。子供たちが将来に向かって希望と目標を持てるようにしたいとの思いから、スポーツ、テレビ、鉄道などさまざまな職業に触れることで、未来を描くヒントとなる催しとした。
イベントは、関西シンクロLOVERSによるシンクロナイズド・スケーティングでスタート。その後、サンタクロースに扮(ふん)したタレントのタージン氏、司会の松田青華さん、人気アニメ映画のキャラクターであるミニオンに扮した松村新一実行委員長が登場し、「メリークリスマス!」の掛け声とともに楽しい一日が幕を開けた。
会場では、例年どおり施設内のスケートリンクとプールを全面開放したほか、幼児向けの遊具やゲームを用意。一方、今回のテーマに沿うものとして、アナウンサー体験や電車ジオラマ運転、DJ体験など、職業体験ができるアトラクションを多数用意した。また、飲食コーナーでも綿菓子、おすし、ホットドッグなど、自分で作る楽しさを体験できる屋台を多く設置した。
当日は、大阪府下の児童養護施設など30団体、財団法人大阪交通災害遺族会から1769人の子供たち(引率を含む)が参加。青年部会員を中心に、大阪府遊技業協同組合(理事長・平川容志氏)の組合員ホール、業界関連団体、公益財団法人大遊協国際交流・援助・研究協会、大阪府門真警察署、そして一般のボランティア有志ら約520人が運営を手掛けた。また、閉会式では松井一郎大阪府知事の名代として視察に訪れた浜田省司副知事から、野口青年部会長に感謝状が贈られた。