東芝、NYタイムズスクエアの広告打ち切り 「サザエさん」「日曜劇場」のスポンサーも降板決定

東芝が米ニューヨークのタイムズスクエアに設置した巨大LED看板=2008年7月(共同)
東芝が米ニューヨークのタイムズスクエアに設置した巨大LED看板=2008年7月(共同)【拡大】

 経営再建中の東芝が、米国有数の観光名所として知られるニューヨークの繁華街タイムズスクエアで掲げてきた看板広告を、2018年前半の契約満了をもって打ち切ることが22日、分かった。長寿テレビ番組の「サザエさん」と「日曜劇場」のスポンサーを18年3月末で降板することも正式に決めた。いずれも合理化の一環だ。

 東芝は07年12月に、日本企業では初めて一等地の「ワン・タイムズスクエア・ビル」の最上部に巨大な発光ダイオード(LED)パネル広告を設置した。新年を迎えるカウントダウンでの秒数表示に活用され、東芝の成長を象徴していた。

 サザエさんのスポンサーは昭和44年10月の放送開始から、日曜劇場も昭和31年から務めていた。だが平成28年に白物家電事業を中国企業に売却したのに続き、テレビやパソコンといった一般消費者向け事業からも撤退を進めており、継続する意味合いが薄れていた。

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