ローン入金で自動車起動 GMS、カンボジアでフィンテックサービス

 自動車向けIoT(モノのインターネット)事業を手掛けるGlobal Mobility Service(GMS、東京都中央区)は、タクシードライバーを対象に低所得者でも、自動車を購入できるフィンテックサービスをカンボジアで始める。

 第1弾としてイオンフィナンシャルサービスの関連会社で、ローン事業を行うイオンスペシャライズドバンク(カンボジア)と協業で、新たなファイナンスの機会を提供する仕組みを構築する。

 GMSは車を遠隔制御するシステムを開発。金融機関などと提携し、入金決済システムと自動連携させる。支払いが遅れると車を停止し、利用者から料金が支払われれば、車の起動制御を解除する。

 このシステムで、ローンを組みやすくさせてドライバーの車所有を促進し、現地での雇用創造や所得向上に貢献する考えだ。