NTTドコモは18日、折りたたみ式の2画面スマートフォン「M Z-01K」を発表した。2画面スマホとしては平成25年に発売した「メディアスW N-05E」以来。発売は来年1月以降で、価格は未定。
Mは、1つの画面で動画を見ながら、もう一つの画面で友人にメッセージを送るなど2つのアプリを同時に使えることが特長。2画面を1つの大画面として使って漫画や雑誌などの電子書籍を読むこともできる。
ドコモは中国の通信機器大手、中興通訊(ZTE)と進めてきたMの共同開発を主導。米国の携帯電話事業者のAT&Tなど各国の携帯事業者もMを販売するという。ドコモは今後も端末メーカーと共同で新型機種を企画する。
吉沢和弘社長は「全てのスマホをドコモが最初から開発することはないが、少しとがったものを海外の端末メーカーと協力して出していく」と述べた。
ドコモは同日、Mのほかにも、この秋冬に発売するスマホやタブレット端末などの新機種を発表。30年春に提供を始めるとしていた、人工知能(AI)を使った対話システムについても、一部サービスを年内に前倒しして提供すると発表した。