パナソニックは25日、クルマの後方の様子を映し出す「電子インナーミラー」(5万9400円)の量産出荷をトヨタ自動車向けに開始したと発表した。広角レンズを搭載した高感度カメラで後方を捉えてルームミラーに表示する。カメラはリアウインドー内側に配置されているため後席の同乗者が写りこまず、広い視界で夜間やトンネル内でも後方確認ができる。
ミラーは、7月に子会社化したスペイン自動車部品大手フィコサ・インターナショナルと協業開発した製品の第1弾。「ノア」「ヴォクシー」「エスクァイア」「ランドクルーザープラド」の4車種に供給し、オプションで選べる。トヨタ以外のメーカーからも、広く受注獲得を目指す。