能率協会、シリコンバレーとの協業支援 日本企業の技術革新後押し

日本企業と米シリコンバレーの企業との協業促進事業を発表する日本能率協会などの関係者=19日、東京・大手町
日本企業と米シリコンバレーの企業との協業促進事業を発表する日本能率協会などの関係者=19日、東京・大手町【拡大】

 日本能率協会は19日、日本企業とハイテク企業が集積する米シリコンバレーのスタートアップ企業とを結びつけて協業を促す事業に乗り出すと発表した。米スタンフォード大学アジア太平洋研究所(カリフォルニア州)とベンチャー企業を主体としたメディアを手がけるIshin Group(イシン・グループ、東京都新宿区)と連携し、人工知能(AI)やモノのインターネット(IoT)の活用でオープンイノベーションを加速したい日本企業を後押しする。

 協業促進事業の第1弾として、11月28、29日にスタンフォード大で日本の大手企業や米国のベンチャー企業、ベンチャーキャピタルなど約500人が参加する「シリコンバレー・ニュージャパン・サミット」を開催する。また、開催に合わせて商談支援や企業・研究機関の視察などを含む視察団を12月3日まで派遣する。

 日本能率協会は事業を通じ「日本企業のイノベーションが進化するきっかけにしたい」(吉田正理事長)とし、今後、協業促進に向けた各種支援策を提供する。