米アプリ調査会社アップアニーは13日までに、スマートフォンなどで視聴できる動画配信アプリの今年上半期(1~6月)の利用者数と収益のアジア各国のランキングをまとめた。日本では、利用者数は動画投稿の「ユーチューブ」が最多。収益は実況動画などを通して配信者と視聴者のコミュニケーションを促す「ショールーム」が首位だった。
利用者数は、インドや韓国などでも首位はユーチューブ。日本では、サイバーエージェントなどが運営する「アベマTV」が前年同期の2倍超に膨らんで2位になるなど、多チャンネルのアプリが人気という。日本での収益は、ディー・エヌ・エー(DeNA)系のショールームや、ツイットキャスティング・ビュワーなど双方向性を掲げるものが強い。中国では、無料と有料会員制を組み合わせ、映画などが視聴できるアプリが上位にきている。
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■日本での動画配信アプリの順位(月間利用者数/収益)
1位 ユーチューブ(米国)/ショールーム
2位 アベマTV/ネットフリックス(米国)
3位 ニコニコ/ニコニコ
4位 アマゾン・ビデオ(米国)/ツイットキャスティング・ビュワー
5位 ティーバー/ユーネクスト
※アップアニー調べ。2017年1~6月。利用者数と収益の実数は非公表。カッコ内は運営企業の国籍で、ないものは日本