新商品を紹介する湖池屋の佐藤章社長(左)と小池孝会長。プレミアム路線を推し進める=8月7日、東京都千代田区【拡大】
日本のポテトチップスの元祖・湖池屋が、業績のV字回復に向け商品のプレミアム路線を推し進めている。定番商品に飽きた消費者を素材や味にこだわる差別化で呼び戻すのが狙いだ。今年2月に発売した高価格帯の「PRIDE POTATO(プライドポテト)」シリーズは食べ応えのある商品として評判を呼び、売り上げ拡大に貢献。ポテチは普段、スーパーの特売品として扱われることが多く、売価も販売量も伸び悩む。マンネリ感を打破する新戦略が成功の軌道に乗り始めた湖池屋の次の一手が注目を集めている。
幻のジャガイモ使う
「より魅力的で、本物志向の商品を並べていく」
8月7日に都内で開いた発表会で、プレミアム路線の旗振り役の佐藤章社長は力強く宣言した。新製品の目玉は、北海道今金町産の最高級イモを使った「コイケヤプライドポテト 今金男しゃく 幻の芋とオホーツクの塩」。10月に150万袋限定で発売、価格は298円と一般的なポテチのほぼ倍額だ。
材料に、全国でジャガイモ全体の0.3%しか生産されておらず「幻のジャガイモ」と呼ばれる品種を使用。昨秋のテスト販売では、90グラム入り6袋1980円の価格にもかかわらず数日間で完売したという。
もちろん、通年商品のラインアップも充実させる。