シャープは30日、中国の家電大手、海信集団(ハイセンス)が米国で輸入販売しているテレビがシャープの特許を侵害しているとして、対象製品の輸入と販売の停止を求めて米国際貿易委員会(ITC)に調査を申し立てたと発表した。
シャープ側は、ハイセンスが自社のブランドで輸入販売しているインターネット閲覧機能を持つテレビに、シャープの無線LANに関する特許技術が無断で使用されていると主張している。
7月にも同様の主張でハイセンスに製造・販売の停止と損害賠償を求める訴訟を米国で起こしているが、シャープは「一般的に米貿易委の方が早く結果が出る。一日も早く販売を停止してもらいたい」と今回の調査申し立てに踏み切った。