チームラボが手掛けた光や音を自在に操るアート作品 ディズニーアニメの再現も (1/3ページ)

鏡張りの部屋につり下がって無限に連なっているように見えるランタン (C)Disney
鏡張りの部屋につり下がって無限に連なっているように見えるランタン (C)Disney【拡大】

  • ランタンの輝きは周囲へと伝わりガラス張りの部屋の彼方へと広がっていく (C)Disney
  • さまざまな色に輝きながらバルーンが会場を行き交う「チームラボジャングル」
  • 壁面や天井にセットされたムービングライトが動いて光のトンネルを作り出す「チームラボジャングル」

 光が自在に動き回る。人の動きで光を操る。そんな空間が東京都内に相次ぎ登場して、中に入った人たちを楽しませている。手掛けたのはウルトラテクノロジスト集団のチームラボ(東京都文京区)だ。

 東京都渋谷区にある渋谷ヒカリエ9Fヒカリエホール。中に入ると、四方の壁面と天井に多数の動くライトが設置されている。上演が始まると、これらのライトから放たれた光が柱のように整然と並び、上下に交差して光のトンネルを作りだし、激しく乱れ動いて部屋の中を埋め尽くす。

 7月28日から9月10日まで開催中のイベント「バイトル presents チームラボジャングルと学ぶ! 未来の遊園地」で体験できる「チームラボジャングル」という作品。これだけなら、光の演出を見て楽しむプロジェクションマッピングと大差はないが、「チームラボジャングル」は“参加没入型”で“体験型”のミュージックフェスティバルと銘打たれているだけあって、自分が積極的に動いて光に触れ、展開を変えていく楽しみが用意されている。

 左右の壁から水平に照らされた光に体験者が触れると、光が上へと跳ね上がる。また降りてきた光に触れて跳ね上げさせるアクションが、会場のそこかしこで繰り返されることによって、空間を照らす光が生命を持っているかのように見えてくる。その時間、同じ場所にいた人たちによって作り出される光と音楽。これを、チームラボでコミュニケーションディレクターを務める工藤岳氏は「ミュージシャンのいないミュージックフェスティバル」と例える。

遊べる要素を持った作品に子供も大人もつい夢中

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