世耕弘成経済産業相は1日の閣議後の記者会見で、東芝の半導体子会社「東芝メモリ」(東京)売却について「最終契約に向けた具体的かつ大詰めの調整が行われている」との認識を示し、交渉を注視する考えを示した。
経産省が所管する産業革新機構を中心とする「日米韓連合」のほか、台湾の鴻海精密工業や米ウエスタン・デジタル(WD)とも東芝は交渉していると伝えられている点に関しては「東芝が自分の判断で交渉をすることなので、東芝の判断を待ちたい」と述べた。
WDが三重県四日市市の半導体工場を共同運営していることにも触れ「密接にコミュニケーションを取っていただきたい」と注文を付けた。