コニカミノルタが27日発表した2017年4~6月期連結決算は、最終利益が前年同期比16%減の54億円だった。売上高は1%増の2324億円、営業利益は2%減の87億円だった。
主力の複合機は北米と中国で販売を伸ばしたが、価格競争が激化した欧州で値下げしなかったことから販売が落ち込んだ。ただ、有機ELパネルの輝度を測る計測機器や、産業印刷機器などが順調に推移し、増収に寄与した。
一方、ヘルスケア事業では、X線フィルムなどアナログ製品の売り上げが減少した。
18年3月期の連結業績予想は据え置いた。予想では売上高が前年比1.8%増の9800億円、最終利益が4.9%減の300億円としている。