平成32年に暫定開業を目指す品川新駅の予定地。手前が品川駅=東京都港区(本社チャーターヘリから、桐原正道撮影)【拡大】
JR東日本は、2016年度の管内の駅別1日平均乗車人数ランキングをこのほどまとめた。15年3月開業の「上野東京ライン」の効果が続く品川が、前年から1万人余り増え37万1787人となり、1987年のJR発足以来最高の5位になった。
かつてトップ3の常連だった渋谷が6位に。13年3月の東急東横線と東京メトロ副都心線の相互乗り入れ開始以降、減少傾向が続いており、品川と明暗が分かれた。
トップ10のうち前年を下回ったのは渋谷だけで、898人減の37万1336人。定期券以外の利用客は468人増えたが、定期券での乗客は1366人減り、日常的に利用する通勤、通学客の減少が目立つ。
乗車人数1位は新宿で76万9307人。2位は池袋で55万9920人。3位は東京で43万9554人。昨年3月の北海道新幹線開業で通過駅となった新幹線の新青森駅は678人減の4033人だった。