ウェブやIT専門のスクール「インターネット・アカデミー」を運営するインターネット・ビジネス・ジャパン(東京都渋谷区)は、働く女性を支援するプロジェクト「MamaEdu(ママエデュ)」を6月から開始する。ウェブやITの専門スキルを身につけ、結婚、出産、子育てなどをしながら在宅ワークや副業をする意思を持つ女性を対象に無料セミナーや特別講座を開講。スクール全体の受講者増加につなげIT人材を育成する。働き手不足がますます深刻化すると予測されることから、国の政策であるテレワーク推進と女性活用に貢献する。同プロジェクトを通して3年間でウェブデザイナーやプログラマーを1000人養成することを計画している。
プロジェクトでは女性がウェブ・ITを学ぶ意義、スクール卒業生の働き方の実態、各種奨学金の紹介のほか、個別相談会の無料セミナーを月に数回開催。スクール受講生の獲得につなげる。受講者には関連会社のウェブ専門人材サービス会社を通して仕事の紹介をする。
政府はITを活用した場所にとらわれない新しい働き方「テレワーク」を推進している。2020年までにテレワーク導入企業を12年度比で3倍に、週1日以上終日在宅で就業する雇用型在宅型テレワーカーを全労働者数の10%以上にすることを目標に掲げている。