「七輪焼肉　安安」、高齢者を全国で大量雇用　年内３００人規模

　全国で焼肉チェーンの「七輪焼肉　安安（あんあん）」を運営する富士達（横浜市）は、大規模な高齢者雇用に踏み切る。同社によると、今年中に全国で３００人規模の雇用を目指すという。

　対象者はおおむね６５歳以上でアルバイト契約での雇用となる。各店舗のホール業務やスタンバイ・清掃業務、加工センターでの食肉・総菜加工などを担う人材を募集する。

　交通費全額支給や社会保険の付与に加え、店舗に血圧計を導入して測定を促すなど、採用者のための健康管理策も強化する。

　同社の川上富達社長は「長く第一線で働いてきた経験を持つ人材を雇用することで、きめ細やかなサービス向上が期待できる」と語った。