バンダイナムコエンターテインメントと、スマートフォン用ゲームの開発などを手がけるドリコムは25日、インターネットの閲覧ソフト「ブラウザー」上で遊ぶゲームの開発や配信を行う合弁会社「BXD(ビーエックスディー)」の設立記者会見を都内で開いた。来春に「ドラゴンボールZ」「ファミスタ」「アイドルマスター」の新作3タイトルを無料配信(一部、サービス課金)する。将来的には、ゲームを軸にゲームのグッズ販売やゲームセンターとの連動も視野に入れる。
ブラウザーゲームは、ゲームアプリと違いダウンロードが不要で気軽に始められることや、開発費用が比較的少ないのが特徴。楽天も、ブラウザーゲームを開発する子会社を立ち上げて先月から提供しており、今後も、ゲーム業界では、プレーヤー層を広げることや開発費を抑えることを目的として、ブラウザーゲームが広がるとみられる。
BXDの社長に就任する、バンダイナムコの手塚晃司ゼネラルマネージャーは「ゲームアプリは始めるのに時間がかかるなどの不満もあり、(ブラウザーゲームで)より手軽にゲームをできるようになればお客の層が広がるのでは」と話している。