高音質の劇場といつでもどこでものネットで映画を同時公開 アニメーション映画「BLAME!」が変える映像ビジネス (1/4ページ)

ポリゴン・ピクチュアズ取締役の守屋秀樹さん(左)とNetflixのジュリアン・ライハンさん
ポリゴン・ピクチュアズ取締役の守屋秀樹さん(左)とNetflixのジュリアン・ライハンさん【拡大】

  • 劇場アニメーション映画「BLAME!」場面 (C)弐瓶勉・講談社/東亜重工動画制作局
  • ドルビーアトモスの音響とULTIRAの巨大なスクリーンは劇場でしか体験できない

 「シドニアの騎士」で知られるマンガ家、弐瓶勉氏の作品をポリゴン・ピクチュアズ(東京都港区)がアニメーション映画化した「BLAME!」。5月20日から2週間限定で劇場公開されるのと同時に、世界的な映像ストリーミング配信企業のNetflixからも全世界に向けて提供される。劇場では高音質上映を実現し、ネットではいつでもどこでも見られる状況を作って、どちらも見たくなるようにして食い合いの不安を払拭。劇場からパッケージ、テレビ放送と段階を踏んでいた映像のビジネス展開に、新たなモデルを提示しそうだ。

 「アニメーション音響革命だ」。3月14日に千葉市美浜区のイオンシネマ幕張新都心で行われた「BLAME!」の試写で、音響監督の岩浪美和氏はそう言って、「BLAME!」で取り入れたドルビーアトモスという立体音響技術が持つ可能性を訴えた。

 1997年から2003年にかけ、講談社の「アフタヌーン」で連載された弐瓶勉氏の「BLAME!」は、都市を管理するシステムが人類を違法居住者と見なし、抹殺するようになった未来が舞台のSFコミック。その「BLAME!」を、弐瓶氏の企画協力・全面監修を得て再構成し、ポリゴン・ピクチュアズで「亜人」「シドニアの騎士」を手掛けた瀬下寛之氏が監督となって長編アニメーション化した。

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