京阪電鉄 関電から新電力に切り替え 関西の大手私鉄で初

「ライナー」に使用する8000系車両
「ライナー」に使用する8000系車両【拡大】

 京阪電気鉄道は10日、電気の購入先を関西電力から新電力のエネット(東京)に5月から変更したと明らかにした。新電力への切り替えは関西の大手私鉄5社では初。最大で数億円程度のコスト削減を見込む。

 5月からは大阪府や京都府を走る京阪線で、7月からは主に滋賀県を走る大津線で新電力を利用する。関電との契約満了を迎えるタイミングでより安価なエネットへの切り替えを決めたという。電車の運転に使う電力費は平成27年度に約36億円かかっていた。

 エネットはNTTファシリティーズ(東京)と東京ガス、大阪ガスが出資する新電力の大手。