東宝が14日発表した平成29年2月期連結決算の最終利益は前期比28・7%増の332億円となり、5年連続で過去最高を更新した。映画「君の名は。」や「シン・ゴジラ」などのヒットが貢献した。
売上高に当たる営業収入は1・8%増の2335億円だった。昨年8月に公開された「君の名は。」は今月10日現在の興行収入が248億円を突破し、邦画歴代2位の大ヒットとなった。
昨年7月に公開された「シン・ゴジラ」も82億円を超え、「ドラえもん」や「名探偵コナン」なども好調だった。東宝は「16年は特別な年だった」と話している。
30年2月期は営業収入が1・9%減の2292億円、最終利益は11・0%減の296億円を見込む。