ここまで進化した「スマホ翻訳」 観光案内はもちろん「正露丸」をかざすと… (1/2ページ)

スマホをかざすだけで簡単に商品説明を翻訳してくれる「QRトランスレーター」の画面(PIJIN提供)
スマホをかざすだけで簡単に商品説明を翻訳してくれる「QRトランスレーター」の画面(PIJIN提供)【拡大】

 訪日観光客による消費が急増する中、商品や観光地に関する情報を多言語で紹介するサービスが広がっている。「通訳」を務めるのはスマートフォンやタブレット端末だ。パッケージなどにかざすと画面に詳しい説明が表示される仕組みで、おみくじに活用する神社も登場した。訪日客は安心して買い物や観光ができるようになり、店員の負担も軽くできそうだ。

 海外販路の拡大にも

 ドラッグストアの売り場に並ぶ胃腸薬「正露丸」。商品棚の前に貼り付けられた「QRコード」にスマホやタブレット端末をかざすと、商品写真と詳しい効能や用法用量の商品情報が、英語や中国語、韓国語、タイ語など複数の言語に翻訳されて表示される。

 正露丸を販売する大幸薬品が昨年9月から始めたサービスだ。現在、東京と関西、福岡のドラッグストアで展開している。

 同社マーケティング部の佐藤由佳さんは「以前から、店頭で訪日客に商品説明がうまくできない、という声があがっていた。こういったサービスを通じてインバウンド(訪日客)消費を促したい」と話す。さらには「訪日客から広まって、海外市場の拡大にもつなげていけたら」と期待を込める。

 おみくじも多言語化

 大幸薬品が導入したのはITベンチャー企業「PIJIN」(東京都)が特許を取得している「QRトランスレーター」。36言語に対応できるように設計されている。

 QRトランスレーターは現在、正露丸などの個別の商品やレストランのメニュー紹介のほかに、奈良市や静岡県三島市といった自治体の観光地の案内板、サンシャイン水族館や東京ワンピースタワー、日光自然博物館などの施設案内でも利用されている。

スマホで3秒「日本の文化を知ってもらいたい」

産経デジタルサービス

IGN JAPAN

世界最大級のビデオゲームメディア「IGN」の日本版がついに登場!もっとゲームを楽しめる情報をお届けします。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

「ソナエ 安心のお墓探し」では、厳選されたお墓情報を紹介! 相続、葬儀、介護などのニュースもお届けします。