シャープは27日、医療・健康事業の一部を分社化して設立する会社など、親会社の鴻海精密工業と共同で手掛ける3社を将来的に上場させる方針を明らかにした。
シャープ首脳が「(事業をシャープから独立させるのは)IPO(新規株式公開)ができるメリットがある。当たり前のことだ」と記者団に話した。具体的な上場時期や上場先などについては言及しなかった。
昨年秋にシャープと鴻海が共同で設立した知的財産を管理する会社や、シャープの物流部門を切り離して鴻海傘下に移した会社も対象だという。
医療関連の新会社はシャープが3月1日付で対象事業を切り出して、持ち株会社と事業会社を設立する。