ソフトバンクは19日までの3日間、2018年度新卒予定者に、ヒト型ロボット「ペッパー」のプログラミング能力や活用アイデアを競わせて、技術力や発想力を評価する「ハッカソン採用」を行った。17年度の内定者のアイデアで実施が決まった採用方法で、ペッパーのプログラミング能力を採用基準の一環に取り入れたのは初めて。
大学3年生ら14人が、2~3人でチームを組み、「20、30代の若者がロボットに抵抗感をなくすサービス」をテーマに、さまざまなアイデアを出し合った。優勝チームは、ペッパーを動物のペット代わりに使って寂しさを癒やすというアイデアを出したチームで、ペッパーからお薦めの歌を教えてもらってカラオケを一緒に歌うアイデアを出したチームも特別賞を受賞。優勝チームのメンバーら計9人が、同日の最終面接に進んだ。
選考に当たったソフトバンクロボティクスの蓮実一隆取締役は「社会に出てもアピールすることは多くあるが、1つのアイデアに絞った方がいい。ペッパーの能力は皆さんがこれからも育ててほしい」と話した。