【遊技産業の視点 Weekly View】オーストラリアのカジノ事情 (1/2ページ)

2017.2.11 05:00


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 □シークエンス取締役、LOGOSインテリジェンスフェロー・木村和史

 そもそもオーストラリアでは、カジノが登場するかなり前から、スロットマシンやビンゴなどが日常に存在しており、それは1900年代の初めごろまで遡(さかのぼ)るという。そして、これらゲーム機は非営利の団体などで、慈善活動資金の捻出の目的のために使われていた。これは以前、同コラムで紹介したオセアニアのキリバス共和国で見られるビンゴゲームと似通ったシステムだ。

 オーストラリアでは、これらが原型となり、ポーキーズやRSLクラブのように商業的賭博として大衆娯楽化したようだ。この段階的なIR型カジノに至るまでの経緯が、少なくともオーストラリア、とりわけIR型を志向したシドニーにおいては、カジノおよびカジノ類似市場で幸いにも顧客のすみ分けが図られる結果となった。つまり、IR型カジノは外国人(観光客を含む)などの一見客、ポーキーズは地元一般大衆層、RSLクラブや自治会などが運営する施設では地元高齢者層などといった具合だ。

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