2017.2.8 05:00
ベンチャー企業の事業支援を通じて成長を促す仕事が「アクセラレーター」だ。比較的新しいビジネスだが、起業が増える中、国内でも存在感を増しつつある。その草分け的存在といえるのが、ゼロワンブースター。鈴木規文社長に起業の経緯や支援のスタンスなどを聞いた。
--ゼロワンブースターとはどんな会社か
「もともとは起業家が集まってできた会社。週末には温めていたビジネスプランを持ち寄って、批評しあったりしていた。その結果、ほとんどのメンバーがその当時勤めていた会社を辞め、起業した。ただそのとき、共同でオフィスを借りた方が安上がりだと話がまとまり、それがゼロワンブースターのはじまりになった。いつの間にか、起業家がそれぞれ持ち寄ったビジネスを相互に支援するようになり、今のような事業支援というビジネスにつながった」
--海外には多くのアクセラレーターが存在する
「米カリフォルニア州に本社を置くYコンビネータが世界で一番のシードアクセラレーターとして知られる。ここのビジネスモデルを調べ、やれるならこういったアクセラレータープログラムができるといいなと考えた。設立から5年目となるが、大手企業を巻き込んだコーポレートアクセラレーター事業では強みがあり、この分野では日本では第一人者との自負がある」