グーグル、まとめサイトを狙い撃ちか 検索の評価方法を改良

 米IT大手グーグルは3日、日本語のウェブサイト検索の評価方法を改良し、より高品質なサイトが上位に表示されるようにしたと発表した。記事の誤りや大量の無断転用で問題となった「まとめサイト」を狙い撃ちした変更とみられ、専門家は複数の同種サイトの表示順位が低下したと指摘している。

 まとめサイトをめぐっては昨年、IT大手ディー・エヌ・エー(DeNA)が医療関連情報など全10サイトを休止した。検索の表示順位で広告収入に差が出るネットの構造的問題が背景にあり、順位アップのため、グーグルの評価方法を分析して対策を立てる「検索エンジン最適化(SEO)」の手法を追求した結果、内容の真実性が置き去りにされていた。

 グーグルは今回の改良の具体的な中身は明らかにしていないが、有用で独自性の高い内容を記載したサイトがより検索上位になるようにしたとしており、一連の問題に対応したとみられる。

注目ビズ!

PRESIDENT OnlinePRESIDENT Online
「昭和には根拠のない希望があった」居酒屋店主が見てきた新橋サラリーマンの“ある変化”とは
イノベーションが切り拓く日本の未来イノベーションが切り拓く日本の未来
IT見本市シーテック開幕 脱炭素やデジタル技術披露

一覧

連載・コラム

ビジネストラブル撃退道ビジネストラブル撃退道
【ビジネストラブル撃退道】発表前の新車をTwitterで公開…広告代理店・若手社員の“大失態”に…
鉄道業界インサイド鉄道業界インサイド
【鉄道業界インサイド】コロナ禍で相次ぐ鉄道運賃改定…値上げか値下げか 私鉄各社のしたたかな戦略【…

一覧