AsMama、URと連携、交流会などで地域活性化

2017.1.31 05:40

「地域交流会」でオレンジのシャツを着た「ママサポーター」と交流する親子たち=横浜市都筑区
「地域交流会」でオレンジのシャツを着た「ママサポーター」と交流する親子たち=横浜市都筑区【拡大】

 ■シニア世代と子育て助け合い

 子育て支援を手掛けるAsMama(横浜市中区)は、UR都市機構と連携し、横浜市都筑区の港北ニュータウンで、地域で子育てを助け合う試みを開始した。首都圏でも少子高齢化や人口減少によるコミュニティー崩壊などの問題が起きているが、若い世代だけでなく、子育てが一段落したシニア世代にも子育てに参加してもらうことで、子育てを切り口にした持続可能な地域社会づくりを進め、幅広い世代が住みやすい街づくりを目指す。

 この試みは、URが運営する「港北ニュータウンメゾンふじのき台」を舞台に、子育て支援を促すためのイベントなどを実施する。

 具体的には、団地の集会所を使って、工作教室など子供から高齢者までが一緒に楽しめる「地域交流会」を月2回実施する。同時に、団地およびその周辺で子育て支援を行う「ママサポーター」の募集説明会や子育てに関する勉強会を月1回実施する。

 さらに団地とその周辺世帯向けの専用のコミュニティーサイトを開設し、子供を一時的に預かってほしい人と、ママサポーターをはじめとする預かれる人とをオンラインで結び付ける。

 オンラインによる子育て支援サービスは顔が見えないことによる不安が少なくないが、URとAsMamaの取り組みは、交流会などのイベントを通じて顔見知りになった後にオンラインを利用するため、安心して子供を預けられるという。

 若い世代を中心に都心回帰の動きが進む一方、郊外の団地では入居者の平均年齢が上がり、自治会活動などに支障が出るケースもある。AsMamaの甲田恵子社長は「自治会とも協力して、地域社会の触媒役となりたい」と抱負を語った。

 URとAsMamaの取り組みは3年間の期間限定だが、URの担当者は「成功すれば、他の団地にも広げたい」と話す。世代間の交流を通じて、地域社会の活性化を促すモデルケースとなるか注目される。

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