ソフトバンクグループは25日、2020年からの必修化が検討されているプログラミング教育に向けて、人型ロボット「ペッパー」を4月から、東京都町田市など全国17自治体の公立小中学校282校に無償貸与すると発表した。約9万1千人の児童生徒が約2千台のペッパーでプログラムを学ぶ。
宮内謙副社長は「ペッパーのプログラムはわかりやすく感動を与えられる。教育のパラダイムシフトを起こしたい」と述べた。
ペッパーのプログラミング教育は、パソコンで「ありがとう」など話させたい言葉や「手を挙げて」など動作させたい動きを入力するだけで、ペッパーがその通りに発言したり動作する。教材はプログラミング教育を先行的に導入している立命館小が作成する。今回、ペッパーとともにパソコンやネットワークも無料で貸し出す。
実際にプログラミング教育を体験した、小学校6年生のタレント、谷花音さんは「本当に動くか心配だったけど動いたのでびっくりした」と話していた。