日本航空は25日、燃費向上に役立つシステムを導入すると発表した。年間2千億円程度かかっている燃料費の削減を狙う。既に導入している海外の航空会社では1~3%燃費が改善しているという。今月中の運用開始を目指す。
新システムは、運航中の航空機から得た大量のデータを分析。燃料を節約できる飛行ルートやエンジンの出力調整などについて、パイロットに示す。
日航は、昨年5月に米航空機器大手ハネウェル傘下の企業とシステムの導入契約を結んだ。全日本空輸も米電機大手ゼネラル・エレクトリック(GE)のグループ会社から、同様のシステムを導入することを決めている。