2016.12.28 16:31
「餃子の王将」を展開する王将フードサービスが2017年4月上旬に台湾に出店することが分かった。新店は年間1億円以上の売り上げを目指す。海外では05年に中国に進出したが、赤字が続き14年に撤退。台湾進出で再起を図る。渡辺直人社長(61)が28日までに共同通信の取材に応じ、明らかにした。
渡辺社長は「日本人と味の好みや文化で似たところがあり、最も親日だ。複数店舗を展開してノウハウを蓄積したい」と説明した。
ラーメンやギョーザを提供し、客単価は800~千円を想定。「日本食の中華料理。和風ではあるが、現代的なイメージにしたい。台湾ではちょっとしたぜいたくで使ってもらう」と述べた。
今後の海外展開では、ベトナムやインドネシア、北米を視野に市場調査を進めているとし「冷凍ギョーザが海外でもなじみが出てきた。マーケットとしては中国以上に魅力的だ」と話した。