シャープが「8K」の大型液晶テレビを発売検討 2年後めど、4Kの4倍の解像度

2016.12.27 14:00

 シャープが次世代の超高精細な8Kの放送技術に対応した液晶テレビの家庭用モデルを2018年にも国内で発売する方向で検討していることが27日、分かった。総務省が18年の実用放送開始を目指しており、20年の東京五輪をにらみ、市場開拓を目指す。

 8Kテレビは既に販売されている高画質な4Kの4倍の解像度を持ち、家電大手ではソニーなどが商品化を狙っている。シャープは得意なサイズとする60~90型の大型に絞り、8Kテレビの投入に向けた準備を進める方針。

 次世代の放送技術を巡ってはNHKが今年8月から4K・8Kの試験放送を衛星放送で始めた。

 在京民放キー局などでつくる放送サービス高度化推進協会も今月1日に4K・8Kの試験放送を開始するなど実用放送に向け技術的な課題を検証する段階に入っている。

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