ローソンを子会社化する方針を表明していた三菱商事は21日、ローソン株を取得するための株式公開買い付け(TOB)を22日に始めると発表した。買い付け価格は1株当たり8650円で、1440億円を投じて出資比率を現在の33・4%から50%超に引き上げる。
三菱商事は市況に左右されにくい非資源分野の事業拡大を進めている。特に食品などの生活必需品の調達販売を重視しており、消費者との接点であるコンビニを事業の要と位置付けている。子会社化を機にローソンへの出向者を段階的に増やす方針だ。
TOBは来年2月9日まで実施し、成立する見通し。ローソンの上場は維持する。