損害保険各社でつくる損害保険料率算出機構は9日、損保各社の自動車保険料を決める目安となる参考純率を発表した。自動ブレーキを搭載した車の保険料を9%安くする。平成30年1月から適用される。
改定を受けて、損保各社は、個別に値下げ幅を検討し、自動ブレーキ搭載車を対象にした自動車保険の保険料を割り引く方針だ。
自動ブレーキはカメラやレーダーで衝突の危険を察知し、運転手が操作をしなくても自動的にブレーキをかける仕組み。富士重工業の「アイサイト」など搭載する車が増えている。機構は、自動ブレーキ搭載車で衝突事故が減少することが確認されたとして、保険料の引き下げを決めた。