2016.12.3 05:00
ダイナムジャパンホールディングス(DYJH、東京都荒川区)の2016年9月中間連結決算によると、貸玉収入4162億4600万円(前年同期比0.2%減)、営業収入798億800万円(同5.2%増)、最終利益38億2000万円(同20.2%減)だった。減益となった主な要因は、円高の進行により保有する外貨建て資産に時価換算による会計上の差損が発生したため。為替の影響を除いた営業面では堅調に推移しており、安定配当の観点から計画通り1株当たり6円の中間配当を行うとしている。
この中間期に、同社グループは低貸玉店舗3店舗を新規出店。一方で、商圏見直しに伴い1店舗を閉店したほか、高貸玉店舗から低貸玉店舗への業態変更を1店舗、低貸玉店舗から高貸玉店舗への業態変更を1店舗実施した。
これらにより中間期末である9月末の店舗数は444店舗となり、業態別では高貸玉店舗181店舗、低貸玉店舗263店舗と全体の59%が低貸玉店舗となった。なお、低貸玉店舗の貸玉収入および営業収入は前年同期比でそれぞれ9.3%増、11.7%増と堅調に増加しているという。
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