フェイスブックが中国参入へ検閲ソフト開発 米NYタイムズが報道

 米紙ニューヨーク・タイムズは23日、交流サイト世界最大手の米フェイスブックが中国への参入を認めてもらおうと、中国政府向けにフェイスブック内に出回る情報を検閲するソフトウエアを開発したと報じた。関係者の話としている。

 このソフトを使えば、フェイスブック内に特定の情報が表示されないように操作することができるという。実際に使用されれば政府の言論統制に加担しているとの批判を受けそうだ。

 同紙によると、フェイスブック自体は直接検閲せず、提携する中国企業がフェイスブックに拡散する情報を監視。その情報を中国国内で非公開にするかどうかを管理するとみられる。フェイスブックはまだ、中国当局にソフトを提示していないようだとしている。

 中国では当局の規制によりフェイスブックのほか、グーグルやツイッターなども閲覧できない。(共同)