イラクが原油減産受け入れ OPEC、協調へ前進

 ロイター通信によると、イラクのアバディ首相は23日、石油輸出国機構(OPEC)が正式決定を目指す原油減産について「イラクは一部を担う」と述べ、受け入れを表明した。バグダッドで記者団に語った。減産免除の主張を一転させたことで、OPECは協調に向けて前進した。

 アバディ氏は「原油価格の引き上げを優先する」と説明。OPEC加盟国で生産高2位のイラクは、過激派組織「イスラム国」(IS)との戦闘の費用を賄うには原油からの収入が必要として、減産対象から外すよう求めていた。

 OPECは30日の定時総会で、ナイジェリアとリビアを除く残りの12カ国が生産高を4・0~4・5%引き下げる案を協議するとされる。一方、イランは欧米による経済制裁実施前の日量400万バレルの回復を求めており、今後はイランの対応が焦点となる。(共同)