トヨタ自動車の主力乗用車「カローラ」が、5日で発売から50年。初代は高度経済成長期に大衆車として人気を集めたが、現在は海外での販売が9割以上を占める。トヨタは50周年を記念し、展示会やインターネットの特設サイトでカローラの歩みを紹介している。
カローラは「花の冠」との意味で、自動車市場に咲く花になるようにとの思いを込めて名付けられた。国内ではカローラを代々乗り継ぐファンが多く、累計販売は車種別で世界トップの約4400万台に上る。ドイツのフォルクスワーゲン(VW)の「ゴルフ」が約3300万台で続くが、差は大きい。
特設サイトは、歴代開発責任者のインタビューや、自動車ジャーナリストのコラムを掲載。自動車テーマパーク「メガウェブ」(東京)では、初代カローラや50周年記念の特別仕様車を25日まで展示している。