米調査会社IDCは10月31日、2016年7~9月期のタブレット端末の世界出荷台数が前年同期比14・7%減の4300万台だったと発表した。画面の大きいスマートフォンの普及を背景に、タブレット市場が縮小している。
メーカー別では首位の米アップルが6・2%減の930万台、2位の韓国サムスン電子も19・3%減の650万台と、ともに不振だった。
アップルは昨年、法人顧客の拡大を狙った大型タブレット「iPad(アイパッド)プロ」を日米などで発売したが、旧来の小型モデルの落ち込みが足を引っ張ったとIDCは分析した。
3位は独自の低価格タブレットを売る米アマゾン・コム。4位は中国の聯想(レノボ)グループ、5位は中国の華為技術(ファーウェイ)だった。(共同)