働く人の子育て支援を手がけるNPO法人ファザーリング・ジャパン(東京都千代田区)は、子育てに理解のある管理職「イクボス」の啓発を促す管理職交流会を東京都内で開いた。仕事と家庭の両立(ワークライフバランス)に向け、各社で取り組んでいる先進事例を産業界全体に広めることで、その機運を高める。
交流会は昨年に続き2回目だが、今回は実践的なものにしようと、具体的な行動プランを決めて1カ月間実行する。
交流会には、企業の人事・労政担当部署の課長職を中心に約120人が参加。安藤哲也代表理事が冒頭のあいさつで、「短時間勤務など多様な働き方を進めるためにも、日々の業務改善の取り組みが大切」と話した。 その後、参加者は4~5人ずつのグループに分かれ、自己紹介を交えながら、自社で取り組んでいる業務改善の事例などについて意見を出し合った。
交流会で出された改善事例を各社に持ち帰り、約1カ月間、職場で実行し、12月19日に開かれる取り組み発表会で報告する。