ファミマ、食品ロスを液体飼料化 リサイクル対象1000店に拡大へ (1/4ページ)

2016.10.17 06:22

貯蔵タンクで発酵中のリキッド・フィード(同社提供)
貯蔵タンクで発酵中のリキッド・フィード(同社提供)【拡大】

  • リキッド・フィードを食べる豚は病気にかかりにくいという(同社提供)

 コンビニエンスストア大手のファミリーマートが店舗から排出された食品残さを飼料にリサイクルする取り組みに挑んでいる。同社が食品廃棄物の有効な再利用法として展開しているのがリキッド・フィード(液体飼料化)による食品リサイクルだ。

 養豚業者にも利点

 リキッド・フィードとは、食品ロスになる栄養価の高い食品廃棄物を発酵させ、液状になった発酵飼料を豚などに与えるシステム。ドイツをはじめ欧州で広く取り入れられているエコで高効率のリサイクルとして、日本でも注目が集まっている。

 「エネルギー効率を考えると液体飼料化がベストな再利用法だ」(管理本部CSR・コンプライアンス部リスクマネジメント・コンプライアンスグループの新井弘之氏)と指摘するように、リキッド・フィードはリサイクルの工程で、加熱処理による乾燥などをしないため、二酸化炭素(CO2)が発生せず、地球環境にやさしい。CO2排出量は食品残さを焼却処分した場合と比べて、わずか150分の1で済むという。食品リサイクル工程において環境負担が少ないとされる理由の一つになっているようだ。さらに、飼料の製造コストが低いのも特徴だ。

養豚業者にとっても利点が多い

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