スマホ特許訴訟、サムスンが敗訴 米裁判所がアップルに軍配 120億円支払い命令を支持

 聯合ニュースなどによると、米連邦巡回控訴裁判所は7日、スマートフォンをめぐり韓国のサムスン電子が米アップルの特許3件を侵害したとするアップル側の主張を認め、サムスンに約1億2千万ドル(約120億円)の支払いを命じた2014年の1審判決を支持する判決を言い渡した。

 ロック解除などの特許に関し、控訴裁は今年2月、裁判官3人の合議でサムスン側勝訴の判断をいったん示したが、今回参加する裁判官の数を増やし、8対3の多数意見によりアップル側勝訴とした。2月の判断は、裁判では取り上げられていない証拠に基づいており、誤りがあるとした。

 1審判決は双方による特許権侵害を認定し、アップルにもサムスンに対し約16万ドルを支払うよう命じた。(共同)