下着メーカーのトリンプ・インターナショナル・ジャパンは27日、40代後半以上の女性向けに、国内で初めて化粧品として販売できる下着を10月5日に発売する、と発表した。帝人フロンティアの特殊繊維「ラフィナン」を採用。医薬品医療機器等法(旧薬事法)に基づき、化粧品として製造販売することを認められた。
発売する「フロラーレ・バイ・トリンプ FL905シリーズ」は、繊維にリンゴ酸を配合し、健康な肌に近い弱酸性の状態を作り出すことで、細菌の繁殖を防ぐほか、外部からの刺激や水分の蒸発といったトラブルから肌を守る。価格(税込み)は7分袖タイプが6804円、袖なしタイプが6264円で、色はベージュと黒を用意した。百貨店の下着売り場を中心に約130店で販売、今年の秋冬シーズンだけで約1万枚の販売を見込む。
「身にまとえる化粧品」は、今年春にデサントがラフィナンを使ったスポーツウエアを初めて発売。帝人も独自に商品を販売している。