大日本住友製薬が早期退職１２００人募集

　大日本住友製薬は３０日、早期退職者を募集すると発表した。人数は定めない。ジェネリック医薬品（後発薬）の普及に伴う特許切れ製品の売り上げ落ち込みが深刻で、人員削減で経営基盤の強化が必要と判断した。経営責任を明確にするため、多田正世社長ら取締役６人の報酬を２０％、執行役員８人の報酬を１０％、半年間減額する。

　早期退職の対象者は、４５歳以上で勤続５年以上の社員約１２００人で、一部管理職や工場勤務者らを除く。９月２６日から１０月１４日まで受け付ける。通常の退職金に上乗せした金額を支給する。業績への影響は応募者数などが確定してから公表する。