【Sakeから観光立国】2020年目指し、日本酒のコンテンツ力高める (1/2ページ)

2016.8.26 05:00

SAKE2020プロジェクトのセミナーに参加したパネリストら=東京・高輪の道往寺
SAKE2020プロジェクトのセミナーに参加したパネリストら=東京・高輪の道往寺【拡大】

 □平出淑恵(酒サムライコーディネーター)

 「日本酒は、おいしい。」を合言葉にこの春から活動を開始した「SAKE2020プロジェクト」は、日本酒に関わる有志が集まり、地域や職域の壁を越えて日本酒の振興に取り組む非営利に近い活動体だ。「来たる2020年に海外からのお客さまをおもてなしできる日本酒環境を整えること」を目標に掲げ、日本酒ビジネス関係者向けセミナーや消費者向けイベントなどを主催している。

 運営メンバーには、日本酒振興で活躍している面々が名を連ねる。日本酒輸出協会の松崎晴雄会長と日本酒の伝道師として名高いジョン・ゴントナー氏の2人が共同代表を務め、実行委員には、日本名門酒会の飯田永介本部長、酒食ジャーナリストの山本洋子氏らがメンバーとなっている。

 同プロジェクトが7月30日、東京・高輪の道往寺で「世界へ発信! SAKEで広がるニッポンの観光~酒蔵ツーリズム」と題したセミナーを開いた。筆者が基調講演で「酒蔵ツーリズム、現状と今後の展望」について語り、その後「ニッポンの観光とSAKEその派生効果を考える」をテーマにパネルディスカッションが行われた。

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